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色々実験できる柔軟性のあるオプション (2)   



 

                                    同時に二つ以上のアスペクトがある場合

アスペクトファイルを選んだ時に「オムニグラフ」メニューの左下に、幾つかチェックされたオプションが現れます。ここでは、可能な組み合わせを一つ一つ説明していきます。そしてそれぞれがどのようにグラフに反映するかをみていきましょう。「ファクター」「タイプ」「グループ」という言葉が出てきますが、これがどのような意味で使われているかもここで説明していきます。

 

 
 

 

 


1) 「タイプ」
・・オムニサイクルズではアスペクトを次のいずれかのタイプとして扱っています。

a) Aタイプ これは「調和」のアスペクトを指しています。トライン、セクスタイル、ノバイルのシリーズ、ある天体同士のコンジャンクション。これらの各アスペクトにはそれぞれのポイントが与えられ、普通の*オムニグラフでは青い曲線として表れます。

b) Bタイプ これは「緊張」(テンス)アスペクトを指しています。オポジション、スクエア、セミ・セスキスクエア、ある種のコンジャンクション。各アスペクトには異なるポイントが与えられ、普通の*オムニグラフでは、赤い線として表れます。

c) Cタイプ これはAとBの混合アスペクトを指しています。各アスペクトに応じて2種類の(ポジティヴとネガティヴ)ポイントが与えられています。

*「普通の」というのは、赤色や青色を使わないように曲線を指定することもできるからです。例えば、あるアスペクトファイルには、青はseptiles、赤はquintileを指定することもできるのです。

2) 「ファクター」 同じタイプのアスペクトが2つ以上同時にある時に、その合計点をそれぞれに応じた数「ファクター」でかけます。

3) 「グループ」 一つのトランジットが出生(ネータル)の天体2つ以上とアスペクトを作っている場合、出生(ネータル)の天体が2つ以上のトランジットを受けている場合にこの言葉「グループ」を使います。例えば、ネータルの太陽がトランジット木星とオポジション、トランジット金星とスクエアになっている場合、グループは: 
        木星が太陽とオポジション、金星が太陽とスクエア  となります。

トランジット火星が、出生(ネータル)月とトラインになっていて、出生(ネータル)土星とセクスタイルになっていて、出生冥王星とノバイルになっている場合、グループは:

        火星が月とトライン、火星が土星とセクスタイル、火星が冥王星とノバイル

3つ目のオプションがチェックされているとき、このグループのコンセプトは、「ファクター」と一緒に使われ、幾つかのアスペクトが同時にある時(グループ)にポイントを増加させます。

最後に、単純な例をあげて上記のことを明確にさせたいと思います。2002年、7月19日、4つの調和のアスペクト(タイプA)がトランジットと出生(ネータル)の天体の間にありました。火星/金星、木星/月、木星/火星、土星/金星です。これらの4つのアスペクトは全てタイプAですから(調和)、それぞれのアスペクトに与えられたポイントを合計します。・・他の占星学のプログラムのグラフはこの時点で、ストップし、この合計点がそのままグラフの点となるのですが、オムニサイクルズはこれから更に次のようなことができます。

 

 

 

 


 
1) どれもチェックされない場合
 
 
オプションがどれもチェックされないアスペクトファイルを選んだ場合(このようなアスペクトファイルはマニュアルの手順にそって作ることができます)ポジティヴポイントの合計点は単にそれぞれのアスペクトに与えられたポイントを足しただけの数になります。オーブ内であれば、ポイントは同じですので、次のようなグラフになります。
 
 
 


 

 

 
2) 最初のオプションがチェックされています。 

 

 
ほとんどの占星学者は、アスペクトの影響はオーブによって違うと感じていると思います。オーブによって影響が変わるということは、与えるポイントもそれに応じて変化するということを意味しています。最初のオプションがチェックされている場合、オーブが増大するにつれてポイントが減少するようになっています。下のようなグラフになります。
 
 
 

 
3) 最初の2つがチェックされている場合
  ここでは、「ファクター」が使われています。4つのアスペクトにそれぞれ与えられたポイントを合計された後で、それぞれのファクターが加算されます。これらの「ファクター」はアスペクトファイル(.asp)の各天体の組み合わせに応じて与えられている数で、2つ以上の同じタイプのアスペクトが同時にある時に加算されるようになっています。今、問題となっているのは、4つの「Aタイプ」のアスペクトが同時にあるということですから、これらの各アスペクトのファクターは  
 
a) アスペクトのオーブによりポイントが異なる。
b) 他のアスペクトのファクターに加算される。

この後、合計点を増大させるために「最後のファクター」が使われます。つまり、「ファクター」が使われている時、最終的なポイントは、各アスペクトに与えられたポイントの合計点よりもずっと高くなります。このオプションは、同時に4つのアスペクトがある時は、ただ単にアスペクトの合計点よりも強いはずだと思う人向けです。この方式を使って出された下のグラフは余りにも曲線が高くなるので、グラフの全体のスケールを4000%(1000%ではなく)にしてあります。

 
     
 
オムニサイクルズでは、グラフをパーセンテージ値とポイント値どちらでも表示させることができます。でも、曲線の上下の度合いを見るためにはパーセンテージ値の方をお奨めします。曲線を作る点の合計は平均値の偏差値です。平均値は、長期間(60年)のトランジットを計算して割り出した数で、これによって、ある時期のトランジットがこの平均値より強いか弱いかがすぐわかります。
 

 
4) 3つのオプション全てがチェックされています。
  これは、上記に説明したグラフに似ていますが、「グループ」のコンセプトを考慮しています。「ファクター」が使われていますが、同じ「タイプ」のアスペクト全てに使われているのではなく、
a)
ネータル(出生)天体が二つ以上のトランジットを受ける時
b)
一つのトランジット天体がネータル(出生)天体と一つ以上のアスペクトを作る時
 
  このオプションは実は理論にかなっています。例えば、出生チャートの中で太陽が木星とトラインになっているとします。ある日、トランジット金星は、出生チャートの太陽と木星両方とトラインになります。この場合、この二つのアスペクトの合計点(金星と太陽のトライン、金星と木星のトライン)はそれぞれのファクターで増大させられます。一方で、同時にトランジット火星がネータル(出生)月とトラインになっていて、どちらもその他の天体と「調和」のアスペクトを作っていない場合は、このアスペクトにはファクターは使われず、普通のポイントしか与えられません。 この方式を使って出したグラフが下です。上のグラフと同じくスケールは4000%なのですが、上のグラフほど曲線は上昇しません。
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 
 

 
5) 残りの二つのオプション
 

残りの二つのオプションは「1)どれもチェックされていない場合」のオプションに少し似ています。この場合、オーブによるポイントの変化はありませんが(つまり、決められたオーブ内にある場合はどれも同じポイントが与えられる)、アスペクトの「ファクター」が使われます。このオプションを選ぶと同時に幾つかアスペクトがあるとグラフの線がぐんと(大げさなまでに)上がります。色々実験するためにこのオプションを含めましたが、あまりお薦めはできません。このオプションを使って何か新しい発見をしたという方が現れたら、是非その詳細を聞きたいです!
 
 
   

最後にどのオプションが一番お薦めかということですが・・。私は、暫く「ファクター」と「グループ」両方(つまり3つのオプション全部がチェックされたもの)で色々実験をしていました。信頼性のある結果を得ることができましたが、問題もありました。3つの「緊張」(テンス)のアスペクトが同時にあったとします。トランジット冥王星がネータルの太陽とスクエア、トランジット天王星が月とスクエア、そしてトランジット土星が火星とスクエアとします。問題は、一つの天体が2つ以上のアスペクトを作っているわけではないので「グループ」のコンセプトがこの場合有効ではなく、そのためにグラフの曲線が平均より大して上がらない、ということです。このアスペクトを経験した人は、「今までの人生の中で最悪の2ヶ月」と言っているわけですから、グラフの線が上がらないのはおかしいのです。このケースで、「ファクター」だけを使ったオプション(「3)最初の二つがチェックされている場合」のことです)でこの期間のグラフを出すと赤い線は一目で「悪い時期」とわかるほどぐーんと高くなっています。

このような場合を考えて、私がお薦めするのは、

a)「最初のオプションをチェック」これはオーブによって与えられるポイントが異なるものです。「ファクター」や「グループ」は使われていません。

b)「最初の二つのオプションをチェック」これは、同じ「グループ」のアスペクトに「ファクター」を使うものです。

勿論「グループ」のコンセプトを使用して驚くほど信頼性のある結果を出すことのできるケースもあります。だからこそ、上に上げたお薦めのオプションだけではなく、他のも使って色々と実験をして頂きたいと思います。

 

 
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